看護部

看護部長挨拶

医療法人社団緑誠会 光の丘病院
看護部長 佐藤 由美子

光の丘病院看護部は当院の理念『3C』のもと、「選ばれる病院」を目指し、接遇や患者様の人権に配慮しながら専門性を生かした看護が提供できるよう日々研鑽しています。
精神科は目に見えない「こころ」の病が対象で、看護の目線での観察や関わりがとても大切です。患者様との関わりの中で気付かされることは多く、自分自身の成長にも繋がります。精神科が初めてという方でも安心して働けるよう、看護部では人材育成にも力を入れています。新人研修はもちろん、中途採用の職員に対しても個別に必要な研修を実施し、院外の研修や学会にも積極的に参加できる体制を整えています。
また、子育て中の方でも働き続けられるよう多様な勤務体制を整え、ワークライフバランスの実現に向けて看護職員にとって働きやすい職場環境を目指しています。
日本医療機能評価機構の認定病院として、医療の質と安全の向上・信頼できる医療の確保に努め、地域精神科医療において当院に寄せられる期待に応えられるように、看護職員一同取り組んでまいります。

看護部理念・基本方針

<<看護部の理念>>
確かな専門性と豊かな人間性のある看護を提供し、人々が健やかに人生を送れるように支援する。
<<看護部の基本方針>>
1.人々に安全と安心感と満足感を持って頂ける看護を提供する。
2.他職種との協調を進めチーム医療の一翼を担う看護者としての役割と責任を果たす。
3.相手の望む処を読み取って対応できる看護を提供する。
4.向上心を持って自己学習し、自らの能力を高め、精神科看護のプロとしての自覚を持つ。
<<看護職員の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画>>
2023年度 看護職員の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画(掲示用).pdf

部署紹介

第1病棟:精神一般病棟 48床

1病棟は平均在院日数80日を要件とする13対1の急性期の病棟です。様々な疾患や幅広い年齢層(10代前半~90代後半)の方々に対応すべく、個室16床を有し、その中には急性期症状にも安全で適切な治療介入ができるよう保護室4床・ハードケア個室4床が整備されています。 統合失調症・アルコール依存症を対象としたクリニカルパスの活用や認知行動療法、認知症対象のクリニカルパスの活用など、患者様の個別性を考慮しながらも、標準化を意識した治療プログラムを実施しています。
第2病棟:精神療養病棟 38床

統合失調症の長期入院の方が多い病棟です。
2病棟では『朝の会』という集団療法が2006年より毎朝行われており、患者様が中心となって病棟内の問題や意見を話し合う場となっています。職員はそんな患者様の精神症状の安定を図り、入院生活が円滑に行えるように援助しています。
第3病棟:認知症治療病棟 41床

認知症による周辺症状が激しく、在宅や施設での生活が困難となった方が対象です。
早期治癒・早期退院を目指して、生活機能訓練やリハビリテーション等を多職種で関わっています。また、認知症患者様のご家族に対しても家族教室を行うなどサポートをしています。
第4病棟:精神療養病棟 48床

当院の中で唯一の開放病棟です。
退院支援の一環として、病院併設の「障害福祉サービス事業所 うらら」への退院を目指し、うらら入所クリニカルパスを活用し、入所者との交流会に参加するなど、患者様に無理のないよう段階的に取り組んでいます。
外来

外来は様々な精神疾患をかかえた方が受診され、年齢層も10代~90代まで幅広いです。 外来看護師は、患者様が安心して診察が受けられるように、また、治療継続が出来るように関係作りを心がけながら日々の看護を提供しています。
訪問看護


特徴・特色
当院の訪問看護は月曜日から土曜日と第2・4日曜日の8:30~17:30で行っています。
看護師・作業療法士・精神保健福祉士の資格を持つ10名が2名の複数体制で訪問しております。

訪問看護は、利用者の方やご家族のもとに定期的に訪問し、ゆっくりお話を伺います。
家庭や地域の中で、その人がのぞむ豊かで多様な生活が安定して送られるように専門職がそれぞれの視点から支援します。


【訪問で支援する内容】
  • 精神症状のモニタリング
  • 身体面のモニタリング
  • 服薬支援
  • 治療の継続
  • 生活全般についての相談
  • 福祉・行政との調整のお手伝い

その際、利用者の出来ている事や強みを重視することと、ニーズの背景にある思いを大切にしています。

訪問看護では地域移行から地域定着へと訪問看護のニーズは増大しています。
地域包括ケアシステムの構築に伴う、医療・介護・予防・住居・生活支援を包括的に継続的に実施することも求められています。

院内の部署(外来・病棟・薬局・相談室・デイケア・精神保健センター)だけでなく、
地域にある行政・地域包括支援センター・介護サービス・作業所などと連携を取ることも多くなっています。

多職種連携にて利用者の地域生活を重層的・多角的に補完している職場です。

今後も利用者の方やご家族に必要とされる訪問看護であり続けるよう、スタッフ全員で研鑚を積み努力していきます。

精神科認定看護師《精神科看護のスペシャリスト》の紹介

精神科認定看護師とは
精神科認定看護師は、日本精神科看護協会の認定資格で、精神科看護の専門的知識や技術を用いて質の高い精神科看護の「実践」「相談」「指導」「知識の発展」を役割としています。また、精神科看護の現場で起こる様々な臨床状況に対応する力を発揮し、他部門との連携、調整役、看護上の困りごとの相談役、院内教育を活性化、精神科疾患への理解の普及など院内外を問わず様々な活動を通して精神科看護が向上することが期待されています。
藤井 陽子2010年4月取得
小児科の経験しかなかった私が精神科に就職し、精神障がいの方々やそのご家族と関わるようになりました。一番に思ったことは“私も家族も誰もがなりうる病気であるから、もっと知識を深めたい”ということでした。さらに仕事をするうちに、精神障がい者に対する社会の根強い偏見を感じ“どうにか払拭できないか”とも考えました。認定看護師を取得することで、より多くの知識や情報を得て患者さんに還元できると思い、資格取得を目指しました。2010年に認定看護師を取得し、全国の認定看護師と繋がり仲間も増えました。院外活動をすることで、光の丘病院のことも理解してもらえると共に、社会の動向も少しずつ把握できるようになりました。医療だけでなく、福祉・介護・行政などフォーマル、インフォーマルな繋がりも増え、私にとって心強い協力者です。この様な恵まれた環境で、認定看護師として院内外で活動させてもらっています。
【院内活動】
・訪問看護主任
・院内看護研究のサポート
・認知症初期集中支援チーム(認知症ケア専門士)
・福山市医師会看護専門学校:看護学生臨地実習指導
・日本精神科看護協会:精神科認定看護師実習指導

【院外活動】
・看護大学・看護学校の授業
・広島県福島県外避難者こころのケアサポート事業担当
・地域包括・施設・地域の公民館などで精神障がい者や認知症についての講義
中村 諭2016年4月取得
私が精神科認定看護師を目指すことになったきっかけは、もともと精神科に興味があり学びたいと思っていたこと、認定看護師である先輩方の仕事に対する姿勢や情熱に影響を受けたからです。しかし、受講しようと思った一番の決め手は、院長先生や看護部長が私を評価してくださり、取得にかかる一切の費用を病院負担にしてくださったことにあります。意欲あるスタッフにはチャンスを与えてくださる職場環境に感謝しています。
資格を取得した後は、教育課程で得た知識や技術を活かして、病院内で実践モデルとしてなんらかの形で病院に還元できたらとの思いで活動しています。私が現在任されている役割は、病棟主任、医療安全、看護学生への実習指導、看護学校講師、看護研究のスーパーバイズなどがあります。病棟業務では、患者さんの「その人らしさ」を意識しながら、「声にならない心の声」に耳を傾けることを意識しています。患者さんや病院スタッフから頼られる存在になるべく日々邁進しています。

教育体制

院内教育
  • ・病院全職員対象研修会:年間9回以上開催
     医療安全・感染防止・精神保健福祉法・医薬品の安全使用・人権・BLSなど
  • ・看護補助者研修
新人教育
  • ・初任者研修   :4月に2日間の研修(中途採用者は翌年の4月に参加)
  • ・プリセプター制度:入職後より1年間を対象期間として教育・指導を実施
その他
  • ・eラーニングによるレベル別学習:看護職員のクリニカルラダー(レベルⅠ~Ⅳ)
  • ・院内学会(看護研究発表会):毎年3月開催
教育支援
  • ・院外の研修会や学会への参加費用助成
  • ・日本精神科看護協会や日本看護協会への入会年会費一部助成

先輩職員からのメッセージ

看護師 20代 男性
私は看護師免許取得後に地元の総合病院に2年間就業した後、縁があって広島へ引っ越し元々興味があった精神科に就職しました。
精神科は一般科と比べて看護技術の経験が出来ないと思っていましたが実際、基本的な看護技術は十分に経験できました。また、精神疾患はもちろんですが解剖生理や内科的な知識も必要になりますし、先輩Nsから日々学ぶ事ばかりです。新人教育も充実しており、新規・中途採用関わらずレベルに合った教育を進めてくださいます。
話は変わりますが私は、長期に渡って仕事を続ける為に自分のQOLを高める事が大事だと思っています。その点、光の丘病院はワークライフバランスが整った職場だと思います。プライベートでの交流はもちろんのこと、院内にはソフトバレーチームなどがあり、週1回の練習に参加してとても楽しく活動しています。
自分のペースで働ける環境が整っていますので、是非精神科に興味がある方は来てください! 同年代の若者をお待ちしております。
看護師 30代 女性
新卒で光の丘病院に入職しました。
私は学生の頃から精神科に興味があり、一般科を経験せず入職したのですが、新人研修の制度も整っていて、日々の業務中にも先輩方からとてもよく指導してもらいました。
自分が興味を持っている分野の研修には出張扱いで行かせてもらえるので、モチベーションを保つことができます。
担当の患者さんで悩むことがあれば、カンファレンスを開き、周りのスタッフに相談しやすい環境です。病棟の雰囲気も明るいのでスタッフや患者さんと時には冗談を言い合いながら笑顔で仕事ができています。
看護師 40代 男性
一般科で3年勤務したのちに当院に就職しました。
一般科と比べて患者さんと接する機会が多いので、じっくり患者さんに向き合うことができます。それだけに、患者さんの回復具合を目の当たりにすると、とてもうれしい気持ちになります。「患者さんとしっかりかかわれている」という充実感は、一般科のそれとは比べ物にならないと思います。
わたしは現在、認知症治療病棟で働いています。食事・入浴・移動・排泄など、日常生活で必要な動作が自力では難しい患者さんが多くおられます。そんな患者さんの身の回りのお世話をとおして、患者さんとの信頼関係ができあがっていくことに喜びを感じています。
また、患者さんの中には内科的疾患を抱えている方が少なくありません。そのため、スタッフには幅広い知識と技術が必要とされます。分からないことや判断に迷うことがあれば、先輩に相談して指導や助言をもらい、スタッフ間で相談しながらチームで看護を実践しています。
当院では、初任者研修や各種の院内研修、勉強会が充実しています。院外研修への参加も熱心に奨励されていますので、自分自身の成長につなげることができます。プリセプター制度もあって、実際の現場で必要な知識・技術の学習や再確認ができます。
先輩方も気に掛けてくれ、「大丈夫?」「困ってることはない?」など、いつも声を掛けてくれます。とても頼もしく親切な先輩ばかりなので、安心して働ける職場だと思います。
看護師 40代 女性
知人の紹介で光の丘病院へ入社しました。
一般科を約20年経験し一般科ではそれなりの充実感や満足感はありましたが、身体的治療が優先のため、なかなか患者に寄り添った精神面での看護が出来ず日々の業務に追われる毎日でした。
精神科勤務は、看護学校卒業後初めてということもあり不安でした。また、精神科のイメ-ジは、“暗い・閉鎖的・保護室は牢屋のようでプライバシーが全くない!”でしたが、光の丘病院へ入社して、今まで持っていたイメ-ジが180°変わりました。
閉鎖病棟であっても日の光でロビ-は明るく、安全・清潔・プライバシーに配慮ができた設計でした。忙しい時もありますが、担当患者とゆっくり話をして関わる時間もあり、充実した施設の中で看護が出来ています。
中途採用でも、新人研修がしっかりしており、精神科が初めてでも安心して働けています。
職場の雰囲気も良く、分からないことがあっても直ぐに周りのスタッフに聞けます。
日々楽しく患者と共に成長していきたいです。
看護補助 20代 女性
私が当院に入職したきっかけは、知人の紹介でした。その知人が、福利厚生がしっかりしている事と時間外勤務が少ないのが魅力だと言っていたので、入職を決めました。
入職した当初は夜勤業務ありの正社員で勤務していましたが、結婚・出産して産前産後休業や育児休業を活用し、育児に専念することが出来ました。
職場復帰してからは夜勤業務ができず日勤帯のみの正社員でした。
しかし、頻繁に子供が病気になり休まなければならないことが多くなったので、 正社員で働くことが難しくなりましたが、上司に相談したらパートで働いてみたらどうかと勧められました。
本来なら退職を余儀なくされるところですが、こうやって“パートタイム”で自分の都合の良い曜日や時間帯に変更させてもらい、子育てに負担が少なく働かせていただけています。
また、急に休んでも皆さんが「いいよ。いいよ。」と言ってフォローしてくださり、子育ての先輩としてアドバイスもしていただいています。
業務においては、患者さんの食事・清潔・排泄・入浴・移動等の療養生活上の世話や病棟内の環境整備・ベッドメイキングを行っています。業務を行いながらも患者さんとコミュニケーションをとり、職員とも和気あいあいと楽しく仕事が出来ています。
看護補助 20代 女性
私は、子どもがまだ小さいので扶養内のパートとして雇っていただきました。以前は全く違う職に就いており、看護補助の仕事は初めてだったので不安もありましたが、先輩方がとても丁寧に優しく教えてくださり、動画での研修もあったので、安心して仕事に取り組むことができました。子どもの保育行事や急な体調不良でお休みをいただかないといけない時も、快く対応してくださるので子育てと仕事を両立することが出来、とても有難いです。まだまだ至らない部分も多いですが、看護補助者としての役目をしっかり果たせるよう、学びを大切にしながら日々の業務に取り組んでいきたいと思います。

当院の良い所

●時間外勤務がなく、定時に帰れる!
緊急入院や急変等による残業が少ない為、ほぼ定時に帰れるのが精神科ならではの特徴です。
自分の時間を大切にしたい方、子育て中の方などには、とても魅力的でおススメです。

●入職祝い金がもらえる
当院に紹介会社を介さず、直接またはハローワークやナースセンターを通じて応募し採用された方には、入職して3ヶ月の試用期間終了後10万円支給されます。(パートの場合は勤務時間で案分)

●職員を紹介すると紹介手数料がもらえる
新しい職員を紹介して採用が決まった場合、紹介した人には8万円支給されます。(パートの場合は勤務時間で案分)

●教育体制の充実
スキルアップの為の院外研修や県外の学会には出張として参加でき、諸費用の補助あり
(宿泊費・交通費・参加費など)
看護協会の年会費半額助成あり
eラーニングによる自己学習が可能

●育児や介護を支援する制度あり
育児休業・子の看護休暇・育児短時間勤務・夜勤免除・介護休業・介護休暇などの制度あり

●職員給食あり
院内給食を利用したい方は、一食300円で食べることが出来ます。
お弁当を作るのが面倒な方、1人暮らしで栄養が偏りがちな方には好評です。

●職員の健康管理支援あり
“HIKARI WELLNESS(ヒカリウェルネス)”インストラクターによるヨガ教室が院内であります。 毎週水曜日18:00~19:00 参加費無料

ソフトバレーボール同好会の活動あり


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